Business Day Due Dates
説明書
1. このアプリでできること
Jira の自動化ルールで、作業項目の期日に「N 営業日後」の日付を自動で入れます。週末、国の祝日(日本・米国・英国)、会社独自の休日を飛ばして数えます。プロジェクトごとにどの国の祝日を使うか選べます。
2. 導入の手順(管理者が一度だけ)
- Atlassian Marketplace からアプリを入れる
- アプリの管理画面で、既定のカレンダーを選び、使うカレンダーごとに「今日」のタイムゾーンを確かめる(Jira の右上の歯車 →「Marketplace アプリ」→「営業日カレンダー」。変更できるのは Jira 管理者だけ)
- 会社独自の休日(年末年始、創立記念日など)と、祝日だが出勤する日を登録する
- プロジェクトごとに使うカレンダーを選ぶ(選ばないプロジェクトは既定のカレンダー)
3. 自動化ルールの作り方
- きっかけを選ぶ(作業項目の作成時、状態の変更時など)
- アクション「Add business days (holiday-aware)」で、基準日と営業日数を指定する。初回だけ「Business Day Due Dates に Atlassian Automation を接続」の許可を求められる
- 「作業項目を編集」で、期日にアクションの結果(スマート値:
{{fetchedJiraBusinessday.date}})を入れる
開始日は空のままを勧めます。空にすると、プロジェクトのカレンダーのタイムゾーンでの「今日」から数えます。今日以外から数えたいときは、次のどれかを入れます。
- 決まった日付から:
2026-11-02のように YYYY-MM-DD で入れる - 作業項目を作った日から:
{{issue.created}} - 作業項目の開始日の項目から:
{{issue.Start date}}(項目の ID を使う書き方{{issue.customfield_10015}}も動きますが、ID はサイトごとに違います)
日時の値は、その瞬間をカレンダーのタイムゾーンでの日付に直して数えます。{{now.jiraDate}} は Jira 側のタイムゾーンで日付が決まり、カレンダーと 1 日ずれることがあるので勧めません。
注意:日本語の画面でも、スマート値の項目名は英語で書きます({{issue.開始日}} では動きません)。スマート値が空になったとき(書き間違いや、作業項目の開始日が未入力のとき)は、エラーにはならず、開始日が空のときと同じく今日から数えます。
4. 残り営業日を見る
作業項目を開くと、画面の枠に「期日まであと N 営業日」が出ます。開いた瞬間に計算するので、常に最新です。一覧や検索には出ません(期日そのものは Jira 標準の期日なので、並べ替えや絞り込みに使えます)。
枠の名前は「期日までの営業日」です。表示は「期日まであと 3 営業日です。」「今日が期日です。」「期日を 2 営業日過ぎています。」「この作業項目には期日がありません。」の 4 通りです。期日までに営業日が残っていないとき(例:金曜に見た、土曜が期日の作業項目)は「期日までに営業日はありません。」、期日を過ぎたがまだ営業日を挟んでいないとき(例:土曜に見た、金曜が期日の作業項目)は「期日を過ぎています。」と出ます。
使ったカレンダーと、そのタイムゾーンでの今日も出ます。期日を変えると数秒後に計算し直されます。
5. 対応する国と範囲
| カレンダー | 対象 | 「今日」の初期タイムゾーン | 対象外 |
|---|---|---|---|
| 日本 | 国民の祝日、振替休日、国民の休日 | Asia/Tokyo | 年末年始(会社独自の休日で登録) |
| 米国 | 連邦の祝日(5 U.S.C. 6103) | America/New_York | 大統領就任式の日(ワシントン D.C. 周辺のみ)、州の祝日 |
| 英国 | イングランドとウェールズのバンクホリデー(特別なバンクホリデーを含む) | Europe/London | スコットランド、北アイルランド |
| 国の祝日を使わない | 週末と会社独自の休日だけ | 管理画面を開いた管理者のタイムゾーン | 国の祝日すべて |
計算できる年は 2022〜2099 年(すべてのカレンダーで共通)です。タイムゾーンは管理画面で変えられます。欄は、既定のカレンダーかプロジェクトで使っているカレンダーの分だけ出ます。
6. 祝日の正確さと出典
祝日は法律や規則から計算し、毎月、公式の発表と照合しています。食い違いが見つかればアプリを更新します(自動で反映されます)。日本の春分の日と秋分の日は、前年 2 月の公表で確定します。
出典:
- 日本:出典:内閣府ウェブサイト(国民の祝日について)、公共データ利用規約(第1.0版)
- 英国:Contains public sector information licensed under the Open Government Licence v3.0.(GOV.UK Bank holidays)
- 米国:U.S. Office of Personnel Management, Federal Holidays
7. 祝日がずれていたとき
アプリの更新を待たずに、管理画面の「会社独自の休日」と「出勤日」で直せます。会社の設定は国の祝日より優先されます。あわせてサポートに知らせてください。
8. 画面の言語
管理画面と作業項目の画面の枠は、利用者の言語が日本語なら日本語、それ以外は英語で表示します。自動化アクションの名前・入力欄と、自動化の実行記録(Audit log)に出るエラーは、Jira の仕組み上、英語だけです。エラーの意味は次の一覧で確かめられます。
アカウントの言語を変えた直後は、管理画面と枠の題名だけが前の言語で出ることがあります。Jira 側に保存された表示が原因なので、ブラウザで読み込み直す(Windows は Ctrl+Shift+R、Mac は Cmd+Shift+R)と直ります。
9. エラー番号の一覧
自動化の実行記録には「[BDD-001] Business days must be a whole number」のように番号付きの英語で出ます。管理画面と画面の枠では、利用者の言語で出ます。
| 番号 | 実行記録の英語 | 意味と直し方 |
|---|---|---|
| BDD-001 | Business days must be a whole number | 営業日数が整数ではない。スマート値が空や文字になっていないか確かめる |
| BDD-002 | Dates must be in YYYY-MM-DD format | 開始日の形が違う |
| BDD-003 | This date does not exist | 存在しない日付(2 月 30 日など) |
| BDD-004 | Business days must be between -3660 and 3660 | 営業日数が大きすぎる |
| BDD-005 | Supported years are 2022 to 2099 | 対応範囲外の年 |
| BDD-006 | Unknown holiday calendar | 対応していないカレンダー |
| BDD-007 | The period is too long to count business days | 数える期間が長すぎる |
| BDD-008 | Unknown time zone | 対応していないタイムゾーン |
| BDD-101 | The default calendar is not valid | 既定のカレンダーの設定が正しくない |
| BDD-102 | The weekend days are not valid | 週末の曜日の設定が正しくない |
| BDD-103 | At least one day of the week must be a working day | すべての曜日を週末にした |
| BDD-104 | Enter dates in YYYY-MM-DD format | 会社の休日・出勤日の日付の形が違う |
| BDD-105 | The project calendar setting is not valid | プロジェクトのカレンダーの設定が正しくない |
| BDD-106 | You can register up to 2000 dates | 会社の休日・出勤日は合わせて 2000 件まで |
| BDD-107 | The time zone for ... is not valid | タイムゾーンの設定が正しくない |
| BDD-108 | Only Jira administrators can change these settings | 設定を変えられるのは Jira 管理者だけ |
| BDD-201 | Could not read the work item | 作業項目を読めなかった(権限がないなど) |
| BDD-900 | An unexpected error occurred | 想定外のエラー。サポートに連絡する |
10. データの扱い(データの所在の分類)
アプリが保存するのは管理画面の設定だけです。すべて Atlassian の保存領域(Forge hosted storage)にあり、Jira と同じ地域に置かれます。外部への通信はしません。
| データ | データの所在の対象 |
|---|---|
| 既定のカレンダー、週末の曜日、プロジェクトとカレンダーの対応 | 対象(in-scope) |
| 会社独自の休日、出勤日 | 対象(in-scope) |
| カレンダーごとのタイムゾーン | 対象(in-scope) |
保存するのは設定 1 件だけで、アカウント ID などの個人データは含みません。使う権限(scope)は、作業項目の期日を読む read:jira-work と設定を保存する storage:app の 2 つだけです。動作の記録(ログ)には、入力の形、計算の結果、作業項目の番号、エラー番号だけを残し、作業項目の内容や個人データは残しません。詳しくはプライバシーポリシーを見てください。
11. サポート
- 問い合わせ先:support@umedrop.com
- 対応言語:日本語、英語
- 対応時間:日本時間の平日 10:00〜18:00
- 応答の目安:業務が止まる重大な問題は 24 時間以内、それ以外は 5 営業日以内(Atlassian との契約の基準)